水分の少なさははちみつの高品質の証です。大量生産のはちみつは水分含有量が高く、中には水分が全重量の20%を超えるものもあります。
そのような大量生産品とは異なり、モソップ産はちみつの水分は通常、16-18%です。
この水分含有量の低さに、はちみつの品質の高さが表れています。水分含有量が低いということは、
(1)収穫が早すぎず、適切な時期であること(みつばちが自分の羽で風を起こし、みつの水分を飛ばしてから収穫されている)
(2)結晶化が自然であること
(3)水で嵩増ししていないこと、そして木の花由来のはちみつの場合、牧草由来のはちみつをブレンドしていないことを意味します。
モソップ社では、はちみつを濾過するのに目の粗いフィルターを使います。目の粗いフィルターを使うことで、微細なミツロウや花粉がはちみつ中に残ります。
モソップ製品の栄養成分表示を見れば、100グラムあたり1-2グラムの脂質が含まれていることがわかります。この「脂質」はミツロウ由来です。
他社の成分表示では通常、脂質はゼロになっています。これは文部科学省の食品成分データベース(砂糖及び甘味類/その他/はちみつ)の数値をそのまま使用しており、製品ごとに成分分析を行っているわけではないという事情によるものです。
はちみつ中に微量のミツロウが残ることで、そのはちみつには、天然のほのかな香りも残されます。
一方、花粉は植物性タンパク質として、健康に有用です。はちみつ中に、ごく小さな黒褐色の斑点が見られる場合がありますが、それは花粉です。異物の混入ではありませんのでご安心ください。