マヌカの特長

マヌカハニーは民間薬として高く評価されるようになりました。他のはちみつにはない、抗菌効果があることが研究で明らかになったためです。

 

マヌカには重要なミネラルも含まれます。ポリネシアの人々は、何百年もの間、マヌカの木を医療に用いてきました。マヌカはちみつの抗菌力の強さには差がありますが、これは自然なことです。

 

またマヌカはちみつはチキソトロピー(揺変性:静止状態では粘度が高いが、揺すると粘度が下がり液体に近づく性質)です。

召し上がり方

 民間薬としては、風邪予防・のどの痛みを和らげる・口内炎の炎症を抑える等として、ティースプーン一杯程度のマヌカを毎日召し上がる方が大勢おられます。お口の中でゆっくりと溶かしてください。

食品としては、トーストに塗る(バターやマーガリンは抜き)、シリアルやヨーグルトに混ぜる、サンドイッチ用スプレッドとして、またパンケーキやアイスクリームのトッピング等としておいしく召し上がれます。クラッカーやチーズ、フルーツジュースとの相性も抜群です。

医療・美容用途

医療品グレードのマヌカは、傷の手当て用として、医療機関で使用される機会が増えています。また自然派のスキンケア化粧品として、マヌカが求められています。はちみつをそのままお肌につけることもできますし、クリームやお化粧水として、オリーブオイル、精油、シアバターと混ぜて使うこともできます。

高温は成分を損なう

マヌカをはじめとするはちみつを健康増進のために摂取する場合、37度以上の熱を加えないで下さい(天然の巣内の温度は人間の体温に37度程度で、これを超える温度は、はちみつ中の健康増進効果をもつ成分を損なうおそれがあるため)。

 

はちみつを熱い珈琲や紅茶に入れたり、加熱するお料理に使ったりすることは避けて下さい。また37-38度(巣箱の自然な温度)以下であっても、加熱時間はできるだけ短くしてください。

マヌカは、『ニュージーランドの薬用植物 (1987)』という書物に、薬草としてあげられています。

学名

「マヌカ」はマオリ名です。

学名: Leptospermum scoparium

 和名: ギョリュウバイ(御柳梅)

 マートル(フトモモ)科に属する 常緑低木です。


Manuka characteristics updated 2023.10.22