あちこちを忙しく飛び回る、JCIのマスコットをご覧になったことがあるかも知れません。このかわいいみつばちを、もっと早く正式にご紹介しておくべきでした。これはベティです。
ご先祖様は、ヨーロッパミツバチですが、ベティの古里はNZです。ちょっと生意気なところはありますが、とっても優しい心の持ち主です。ベティの生い立ちについても、今後ご紹介してゆきます。
私の名前はソフィアです。ソフィと呼んでくださってもOK。NZに育つ花のみつとプロテインが大好きなセイヨウミツバチです。
ご先祖様はイタリアからこちらにやってきました----といっても、うちの家系はなかなか複雑なので、ひとくくりに「ご先祖様」っていうのは正しくないかもね。わたしには同じお母さんから生まれた何千もの兄弟がいます。お父さんは、私たちが生まれる前に亡くなってしまうのが普通なんです。
私のコロニーは、モソップ社が管理している巣箱にあります。モソップの人間たちは、私たちの面倒をほんとうによく見てくれるんですよ。だから私たちの方も、良いはちみつを作るために最善を尽くしています。日本の方々が私たちのはちみつを喜んでくださいますように。
はちみつは私たちにとって効率の良いエネルギー源で、はちみつのおかげで私達はいつも元気でいられます。はちみつの持つこの力は、人間にとっても同じように役立つはずです。
わたしはアマイア。日本の皆様とお知り合いになれて光栄です。マオリ語で私の名前は「月虹」という意味です。
月虹(げっこう)とは、夜、月の周りに見える白っぽい虹のことです。すごくロマンチックでしょ?
ところで、わたしはNZ生まれで、マオリの名前がつけられてはいるんですが、実はヨーロッパミツバチ直系の子孫です。わたしはNZにもとからいたはちとはずいぶん違っています。
わたしたちはコロニーを作る社会性の高い生き物で、群れの中での役割分担がはっきりしています。そして、余ったみつを分け合います。いっぽうNZにもとから住んでいたはちは、わたしたちとは対照的に、同族の仲間とは距離をおく暮らし方をしています。群れを作らず、自分たちの家族を養えるだけのみつしか作りません。この性格の違いは、人間、つまりヨーロッパ人とマオリの人々の場合とは正反対であるというのは運命のいたずらでしょうか。
ヨーロッパ人は個人主義的で、集団で生活したがらず、食物その他の資源をあまり他者と分け合うということをしません。対照的に、マオリの人々はとても社会性が高く、コミュニティ中心的な考え方で、食糧その他の必需品を気前よく分け合います。ほかの多くの生き物と同じく、わたしたちも夜には眠ります。眠りの間、わたしは自分の名前の由来となった光を夢に見ることがあるんですよ。
Introducing our mascots | 2025.1.2